「がんペプチドワクチン」臨床試験とは?


「がんペプチドワクチン」臨床試験とは?

そもそも臨床試験とは?

そもそも臨床試験とは? そもそも臨床試験とは新しい薬や治療法を開発して厚生労働省及び薬事法上の承認を得ることを目的に、これまでの医学的研究に基づいて新薬や治療法を人に対して行う研究の最終段階を意味します。

そもそも臨床試験とは? 通常、臨床試験は第1相から第4相までの4段階で行われますが、第3相試験に多大な時間が掛かる抗がん剤に関しては第3相までの結果をもとに承認申請を行うことができます。従って、第3相までの試験成績をまとめて医薬品の製造販売承認申請が行われ、医薬品医療機器総合機構による審査を受けて承認された場合、医薬品としての製造販売が可能となります。

「がんペプチドワクチン」臨床試験進捗状況

「がんペプチドワクチン」臨床試験進捗状況 現在、「がんペプチドワクチン」臨床試験は様々な大学病院や研究機関や企業で行われています。また、対象になるがんの種類も様々です。
従って、1つの大学や研究機関や企業に於いて、複数の臨床試験が同時に行われているのが現状と言えます。つまり、数十件の「がんペプチドワクチン」臨床試験が同時並行的に行われている訳です。
従って、ここでは最も先行しているがんの病巣別の臨床試験進捗状況を確認します。
まず、臨床試験が最も進んでいるのが、すい臓がんと肺がんの臨床試験で現在、第3相の終わりに差し掛かっています。従って、4月にはすい臓がんと肺がんの臨床試験は終了するものと思われ、早ければ年末か来年早々には臨床結果を得て承認から実用化に向かう可能性があります。

そもそも臨床試験とは? そして、その次に先行しているのは悪性脳腫瘍の臨床試験です。悪性脳腫瘍の臨床試験は現在、第3相の中盤に差し掛かっています。
次に第2相の終わりに差し掛かっているのが、前立腺がんと胆道がんの臨床試験で、ぼうこうがんと食道がんは第2相の中盤に差し掛かっています。
更に、骨髄異形成症候群が第1相の中盤に差し掛かっています。
そして、大腸がんと肝臓がんは臨床研究が終わりに差し掛かり、これから臨床試験第1相に入るところです。

そもそも臨床試験とは? 残念ながら、我が国のがんの部位別発生数の第2位に位置する胃がんは臨床研究が遅れているのが現状です。