オンコセラピーサイエンス


オンコセラピーサイエンス

大学発の創薬ベンチャー企業

大学発の創薬ベンチャー企業 オンコセラピーサイエンス鰍ヘ2001年4月に設立されたベンチャー企業で、東京大学医科学研究所の中村教授の研究成果をもとに、がんとの戦いに挑む大学発のベンチャー企業の代表格です。
同社は「より治療効果が高く、より副作用の少ないがん治療薬・治療法を1日も早くがんに苦しむ患者さんに届けること」と「がんとの戦いに勝つこと」を目的に、設立から僅か2年8ヶ月後の2003年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たしました。
つまり、同社は東京大学医科学研究所の中村教授が自らの研究成果を事業化するために設立した会社で、創業者である中村教授は同社の筆頭株主として同社の経営を支えています。
同社の主な事業内容は3つで、@がん関連遺伝子の網羅的解析・Aがんワクチンの創薬研究に係る共同研究・B抗体医薬コンソーシアムから成っています。
この中でAのがんワクチンの創薬研究に係る共同研究では、中村教授の基礎研究の成果としてがん関連遺伝子を用いて、東京大学医科学研究所の田原教授を代表とした研究チームが、がん治療のためのペプチドワクチンの創薬研究を行っています。

「がんペプチドワクチン」のトップランナー

「がんペプチドワクチン」のトップランナー また、オンコセラピーサイエンス鰍ヘ大塚製薬鰍ニの間で、数種の「がんペプチドワクチン」を臨床試験中です。
同社と大塚製薬鰍ニは2008年に「すい臓がんを対象にした新規ペプチドワクチンの開発・製造・販売に関する契約」を締結し、同社は7種類のがん関連遺伝子に由来する治療用ペプチドワクチンに関して全世界におけるすい臓がんを対象とした独占的な開発・製造・販売権を大塚製薬鰍ノ与えました。
オンコセラピーサイエンス鰍ヘ、今後も、東京大学医科学研究所との共同研究で各種腫瘍の遺伝子発現に関する情報をもとに、各種がんの発生・進行に重要な役割を持つがん関連遺伝子研究を継続します。
また、「がんペプチドワクチン」のトップランナーとしてそれらの情報をもとに創薬に適するタンパクを選び、それに対する特異的免疫機能を高める「がんペプチドワクチン」の研究を実施し多数の「がんペプチドワクチン」を新たな治療に提供できるように研究を継続しています。更に、同社の関連会社である未来医療研究センターは徳州会グループの病院で臨床試験を行っています。